タイル型ウィンドウマネージャの「i3」をUbuntu 18.04 LTSにインストールしたときのまとめです。
タイル型のウィンドウマネージャは一般的なものとは異なり、ウィンドウが重ならないように自動で配置してくれるため画面を効率よく利用できます。また、基本的にマウスを使うことなく操作できるように設計されているため、マウスレスな環境構築にも役立ちます。
Ubuntuで有名なものとしては他に、awesomeやXmonadがあります。最初はこのどちらかを選ぼうと考えていたのですが、awesomeは使い方がよく分からず、Xmonadは3ヶ月程使用していたのですが自分でカスタマイズする項目が多すぎて力尽きました。
そんなこんなでi3を導入することにしました。自分でカスタマイズしなければならない項目が少なく、上に書いたことと若干矛盾しますが、マウスの使用や、ウィンドウを重ねて配置することが簡単にできるため、私のようなモノグサでも使い続けられそうです。
比較的開発が新しいことと、Waylandに対応したi3と互換性のあるウィンドウマネージャSwayの開発が進んでいることも、気に入っている点の一つです。
Ubuntuならaptで簡単にインストール可能です。ただ、i3本体だけでは心もとないので、ステータスバーの表示用にi3statusを、ファイルランチャーが使えるようにdmenuをインストールした方が無難です。
sudo apt install i3-wm sudo apt install i3status sudo apt dmenu
i3の詳細な使い方についてはこちらの記事が大変詳しいです。
自分でも何か書きたいのですが、無理かもしれないですね。とりあえず、操作が全く分からない状態で起動すると軽く詰むので、ログアウトのキーバインドだけでも。
- Win+Shift+e
または - Alt+Shift+e
2種類書いているのは、初めてi3を起動したときの設定ウィザードでmodキーとして登録できるキーがWinとAltの2種類あるからです。キーを入力したあと、"Yes, exit i3"をクリックするとログアウトできます。
もうどうしようもなくなったときはCtrl+Alt+F3で仮想コンソールを起動してシャットダウンするしかないかも。
参考文献
日本タイル型ウィンドウマネージャ推進委員会
i3 - improved tiling wm
i3 wm タイル型ウィンドウマネージャを使うことのメモ | Jenemal Notes