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「私たちは恋を描けない」百合漫画レビュー

  • 作者:あかまる
  • 巻数:1巻(2018/12/15現在)
  • 初版:2018年
  • 分類:GL, 漫画家, ギャル✕お嬢様, 疑似恋愛

「あかまる」様作の百合漫画「私たちは恋を描けない」のレビューもとい感想です。連載はヤングエースUPでWeb上で一部無料公開されています。

連載を目指して奮闘する駆け出しの漫画家二人組を描くこちらの作品。画力は高いがストーリー構成がイマイチな「七瀬みゆう」と、話は上手いが絵に難がある「小野寺華乃」はお互いの長所を活かし協力して漫画を描いています。

そんな二人がリアルなラブシーンを描くため彼氏・彼女役となり漫画でありがちな、あんなシーンやこんなシーンを疑似体験していきます。合言葉は「漫画の為だから」。

自分の恋心を押し殺して恋人役に徹する華乃に申し訳ないけれどキュンとしてしまいます。内心ドキドキしながらもそれを表に出さないのは真面目な性格がよく表れてるなあ、と。ちょくちょく想いが溢れそうになるのはご愛嬌。あー可愛い。

「漫画の為だから」、この言葉が二人をつなぐものであり、阻むものでもあるんですよね。良い作品を描きたい、その共通した思いがあるからこそ普通の友人よりも踏み込んだ関係になれるけれども、それ故に全て漫画の為だからということで片付けられてしまう。もどかしいです。

ただ、疑似とはいえ恋愛関係になるのはそういうことだよなぁ、という思い込みのもとその辺りはあまり気にしていませんでした(掌返し)。そして、1巻ラストで確信に変わるという。

やはり「漫画の為だから」という言葉が邪魔をして素直に受け取ろうとしない華乃にやきもきしましたが、これからどうなるのでしょう。気持ちは同じなのに通じ合えないのはやっぱり切ないです。まあ、それも含めて好きですけど。

本当の恋人になってしまえば資料写真撮り放題じゃないか、万々歳じゃないか、と1巻を読み終えた今一人騒いでいますが、この辺で自重しておきます。何はともあれ未読の方はいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あかまる 角川コミックス・エース 2018/12/4